「企画・デザイン・設計」について

 

No.A-01 企画会議

デザイン企画の写真

 

 商品デザインをする前に、どのようなイメージでどんな世代をターゲットにした眼鏡フレームを売り出したいかを話し合います。現在の市場のトレンドや過去の売れ筋商品を参考にして意見を出し合いながらイメージの方向性を決めていきます。

 

 

 

No.A-02 デザイン画作成

デザイン画の作成風景

 

 イメージの方向性が定まったら、デザイン画を作成していきます。 企画によって社内デザイナーがデザインする場合と、社外のフリーランスのデザイナーに依頼する場合があります。 いずれの場合も、複数枚作成してから、打ち合わせを繰り返し満足出来るデザインに仕上がるまで何度も修正を加えていきます。

 

 

 

No.A-03 設計図面作成

設計図面作成

 

 デザイン画が仕上がったら、眼鏡用CADにて設計図面を作成します。 ここでは、デザイン画では見えなかった技術的な問題点を検証しながら製図を作成していきます。 図面が仕上がったら、試作品の作成に入ります。 場合によっては、左右の鎧やテンプルのデザインを微妙に作り替えて比較出来るようにして、その企画に対してベストなデザインのものを最終決定します。

 

 

 

No.A-04 3次元設計画像作成

3D設計画像作成の写真

 

 作成した試作品と設計図面をベースに3次元設計画像データを作成していきます。 試作品を作成する事で設計図面だけでは見えなかった問題点や製造工程時(主にロー付け・研磨等)の不具合を検証した上で、さらなる修正を加えていきます。

 3次元画像データについては、試作品作成前に仕上がりイメージを確認する為に作成することもあります。 試作品を作るのには比較的長い時間とコストが掛かってしまう為、急ぎの企画の場合は3次元画像のみで商談を進める事や、作成した3次元画像データを使って3Dプリンターで試作品的なものを手配する事もあります。 

 

 

 

No.A-05 設計会議

金型設計会議

 

 作成した設計図面と試作品をベースに金型を作成していきます。 金型製作の専門業者の担当者と詳細な打合せをして部品のイメージを伝えていきます。 眼鏡フレームと言う「ものづくり」は、どんなに精密な設計データを作成してもデータだけでは表現できない繊細な部分があり、それらは作り手の感性とヤスリ掛けの加減次第でイメージが変わってしまいます。 弊社のもつイメージを金型製作者に明確に伝える事が重要なのですが、金型製作者が弊社の「クセ」を良く理解していないと、金型マスターを作り直すことになってしまいます。

 

 

 

Mo.A-06 カラーイメージ画作成

カラーイメージ画作成

 

 フレームの製作が始まったら、並行してその商品に施す表面処理のイメージを考えていきます。 どのような種類の表面処理をするか、2次加工・3次加工の表面処理(FC・七宝・模様印刷等)を加えるのか、全バリエーションの配色はどのようにするか等のイメージ画を作成していきます。 売れ筋の定番カラーに、どのようなトレンドカラーや新カラーを提案していくかを考えるのですが、カラーの組み合わせは無限大にあるので、提案者の感性がポイントの作業になります。

 

 

 

No.A-07 レンダリング画像作成

3Dレンダリング画像作成の写真

 

 作成した3次元画像データをベースに、想定する表面処理の手法をイメージしたデータを追加して、3Dレンダリングソフトを使ってイメージ画像を作成します。 通常、仕様決めの為のカラーサンプルは、表面処理前のフレームの完成を待った後に、候補に挙げたカラー複数枚を作成してからベストなものを絞り込んでいくのが一般的な手順ですが、これだと仕様決めに時間が掛かりますし、表面処理会社に多くの負担を与えてしまいます。 しかしながら、リアリティのあるレンダリング画像は、データ上で現物に近いイメージを容易に作り出す事が出来る為に、希望するカラーの組み合わせをすべて画像で見せる事が出来るので、製作中のフレームの完成前に表面処理の仕様決めをするのに効果的に有効活用されています。 

 

 

 

No.A-08 表面処理見本帳

表面処理カラー帳の写真

 

 フレームへの表面処理には「吹付け塗装」「電着塗装」「湿式メッキ」「イオンプレーティング(IP)」等があります。 また、表面処理2次加工には「七宝」「FC」「転写」「インクジェットUV印刷」「パッド印刷」「シルク印刷」等があります。 近年はこれらの手法を複数組み合わせた付加価値の高い仕様の商品が増えている為に、サンプルを作るのにもかなりの時間と労力が必要になります。 また、組み合わせ次第で商品の雰囲気や質感、時には商品販売ターゲットさえも変わってしまう事があるので、仕様を決める作業には豊かな感性と速やかな判断力が必要になります。 装飾を豪華にして商品の高級感を増す事は容易ですが、トータルのコストと表面処理の耐久性(各装飾同士の相性)を踏まえた上で仕様を決めなければならない為、非常に神経を使う工程でもあります。

 

 

 

No.A-09 モダンカラー見本帳

モダンカラー見本帳の写真

 

 モダンカラーの色数も表面処理同様に何百色もあります。 その中から表面処理されたフレームに合うカラーを選んでいかなければなりません。 モダンカラー一つ替えるだけで、フレームの雰囲気も変わってしまいます。 

 

 

 No.A 「企画・デザイン・設計」について

 No.B 「材料・部品の準備」について

 No.C 「部品プレス工程」について

 No.D 「部品切削加工工程」について

 No.E 「ロー付け工程」について

 No.F 「バフ研磨・バレル研磨工程」について

 No.G 「検査・洗浄・組立・仕上工程」について

 

 

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